先日、とある企業を対象にリーダーシップ研修をしてまいりました。
リーダーシップに対するいろんな知識を与えるというよりも、
カードを用いたゲームを通して体験するというのが大きな趣旨です。
リーダーシップに対する大きな勘違いは、リーダーが持つものという認識です。
これは間違っています。
リーダーシップは能力であって、立場や役職とは関係ありません。
チーム全員がリーダーシップを持っている組織は、各人がリーダーシップを発揮します。
簡単に言えば、自分がリーダーだったらこうするだろうという事を常に考えています。
ですので、リーダーはある程度の方向性や判断基準さえ与えておけば、
リーダーシップを持ったメンバーが自律的に行動してくれるのです。
基本的に他人事で行動しないので、リーダーシップを持ったメンバーのチームは
高い成果を出しやすい土壌を持っています。
リーダーシップを持っていないメンバーは、
チームリーダーの言うことをするだけのフォロワーとなるか、
チーム全体ではなく、個人としての成果を出すことに専念する、
と言うパターンになりがちです。
これでは、チームとして最高の成果を出すことはできなくなります。
リーダーシップは能力ですので、訓練すれば伸びる能力です。
短い期間で繰り返し高い成果を求められるスタートアップは
リーダーシップを発揮するにはとてもいい環境だと思います。
とは言え、実際のビジネスでは、
避けられる失敗は避けるべきでしょうし、
決断の機会にも限界があります。
そこでぴったりなのがゲームを用いた体験型の研修だと思っています。
ゲームは1時間ですが、その中で非常に濃密なコミュニケーションと決断を求めます。
より多くの人にリーダーシップを開発する機会を与えられるようにしていきたいです。